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  • 執筆者の写真藻谷ゆかり

本屋のミライ② 10年後に本屋はどうなっているのか



巴創業塾の藻谷ゆかりです。今週は広島や徳山で講演予定だったのですがキャンセルとなってしまい気落ちしておりましたが、4月のラジオ出演や4月から毎月の原稿依頼があって少し前向きになっています。


さて今回も引き続き「本屋のミライ」について考えてみたいと思います。私は長野県東御市在住なのですが、ここ数年で軽井沢に新しい本屋が2軒できたので出かけてみました。


一軒目は2019年11月に軽井沢アウトレットモールにオープンしたPages という本屋です。


本は法律で定価販売が義務付けられていますが、軽井沢アウトレットモールにあるこの本屋では、新品の本が30%~50%引きになっています。つまり再販制度が適用外となった出版社在庫の本、バーゲンブックだけを売る日本初のアウトレット書店なのです。バーゲンブックは、スーパーやホームセンターなどで一冊500円とかで売られているのを見たことがあるかと思います。

写真は店内の様子ですが、一見普通の本屋さんと変わりない、というより一般の書店よりもオシャレな感じです。平置きにされた本だけでなく、棚に置いてある本も背表紙を見せてたくさん陳列するのではなく、必ず表紙を見せて陳列するスタイルです。 取り扱いの本は、大型美術本とか料理本など文化的なジャンルの本が多いのですが、入り口には英語の本や児童書などもありました。今は学校が休みになっているので、「軽井沢に住む祖父母宅に来ている小学生」と思われるお子さんたちも多かったです。 ここで、私が買った本を紹介します。

右の本は種類が多かった料理本のうちの一冊で、定価1850円のところ1100円でした。(税別)後からアマゾンで調べたら、なぜか新装版が2090円となっていたのでお買い得でした。 左の本はモテるために買ったのではなく(笑)、私は講演業なので皆様にとって心地よい声で話したいと思ったので、定価1200円のところ720円で買いました。同じくアマゾンで調べたら、送料込みで350円でも買えたようです。ただこの本に出会えたのはこのアウトレット本屋さんが陳列してくれていたからなので、「差額は本の紹介料に支払った」と考えるようにしています。


次に行った本屋は、2018年5月にオープンした「軽井沢書店」です。ここは以前「平安堂」という長野県の本屋チェーン店があったところです。

軽井沢は、けばけばしい色の看板が条例で規制されているので、かなり地味な外見です。この書店は実は蔦屋書店の経営なのですが、それは表に全くでていません。取り扱いの本の種類は軽井沢関係の本や建築や美術関係の本も多く、文化的な香りが漂っています。


ここで私が驚いたのは、セルフレジであったことです。しかもカードだけででなく現金もOKです。これって普通なんでしょうか? なんか本屋さんもいろんな進化系があるようです。またいろんなタイプの本屋さんを探検していきたいと思います。 #事業承継 #地域活性化 #藻谷ゆかり #書店経営 #軽井沢 #バーゲンブック


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